平成24年度第2回BEANS総合研究会@東大駒場リサーチキャンパス
BEANSプロジェクトが誕生して5年近くたちました。プロジェクトの締めくくりとしての成果発表会と研究員相互の交流など諸々の思いを込めた総合研究会が開催されました。遊佐・藤田校長率いる「BEANS学校」の卒業式でもあります。2月20日(水)午後一番から交流会も含めますと夜まで、5年前のプロジェクト発足会を行ったと同じ東大駒場リサーチキャンパスにて繰り広げられました。2009年から毎年一回ペースでこれまで初夏の時期に4回やってきましたが今回はいわば特別臨時最終版でもありました。
METIから須藤治課長と大谷公伸係長、NEDOからは大平英二主任研究員、渡辺秀明主査、奥谷英司主査が参加されました。
来賓からのご挨拶や遊佐PLからの「プロジェクトの総括」に続き、各センター長などからこれまでの研究の集大成のプリゼンテーションがありました。この総合研究会は内部だけの技術発表会ですので非公開でした。そのため研究の真の狙いや成果の真のインパクトといったことが聞けまして、内部にいる人間から見てもプロジェクト成果の大きさにあらためて驚かされました。竹内昌治Life
BEANS、安達千波矢Life BEANS九州、杉山正和3D BEANS、伊藤寿浩Macro BEANS 各センター長、本部からは新田仁部長と福本宏副所長がプリゼンをしました。みんなNHKでやっているスーパープリゼンテーションさながらでした。
総合研究会では定番化しましたポスター展示のまえの「インデキシング」は各自持ち時間が1分ながら研究員の個性が満開状態で大いに聞きごたえがありました。約40人のプリゼンののち、ホワイエに張り出したポスターを前にして2部構成でポスター発表がありました。過去4回のポスター発表から生まれた研究員の交流を通じての異分野融合期待を今回も感じました。こんなに企業、大学、国研の研究員らが仲良く、深く、真面目に、真剣に交わる姿はこれを最後に恐らくもう見られないのではないかという思いに駆られました。
最後にプロジェクト全体を振り返っての講評がSPLの藤田博之教授からありまして改めてBEANSプロジェクトの存在した意味の重大さが研究員の中に沁みわたっていきました。プロジェクトが開始された2008年7月以前に2年間もかけて多くの関係者の多大な協力のもと、入念な準備作業がなされていたことなど、本プロジェクトの生みの親の青柳桂一研究調整監から明かされた余韻の中に総合研究会が終了しました。 (y.takei)
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