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2010年8月16日 (月)

第4回BEANSプロジェクトセミナー@東京ビッグサイト/マイクロナノ2010

 平成20年7月からスタートしたBEANSプロジェクト(異分野融合型次世代デバイス製造技術開発プロジェクト)も2年が経過しました。初年度に行いました実験装置や研究施設の立ち上げが功を奏し、平成21年度以降は研究開発が本格的に進展しました。そして3年目にあたる本年は中間評価の年度です。そこで、これまでのプロジェクト研究活動の総括および研究成果についての発表の場として本セミナーを位置付けることになりました。

 7月29日午後、マイクロナノ2010の東京ビッグサイト特設会場Bで行われた「第4回BEANSプロジェクトセミナー」は昨年同様に立見が出る大盛況でした。もちろん同時に技術展示ブースにてBEANSプロジェクトの紹介や研究成果の事例等を紹介しました。

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 冒頭の主催者挨拶ではNEDOの鈴木富雄理事がBEANSの目指す新しいライフスタイルの実現を紹介されました。続いて技術研究組合BEANS研究所の遊佐厚所長はプロジェクトPLの立場からBEANSプロジェクト全体についての紹介をされました。
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 成果報告セッションは東京大学藤田博之教授が「見えてきたBEANSの姿」と題して、異分野融合が功を奏し始め、注目すべき成果が各センターから出始めたことを紹介されました。

 そして各センター長から以下のような成果報告がありました。

   ⅰ)Life BEANSセンター:東京大学 竹内昌治准教授

           「バイオ・有機材料を活かすプロセス技術~膜、
      ゲル、細胞を操るMEMS~」
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  ⅱ)Life BEANSセンター九州:九州大学 安達千波矢教授

       「有機ナノ構造体が拓く新しい可能性~ナノ分子配向、
     ナノドット、ナノピラー構造 の創製と光電子機能~」
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  ⅲ)3D BEANSセンター:東京大学 杉山正和准教授

         「ポストシリコン世代のMEMS製造技術~中性粒子ビー
     ム無損傷3次元加工・超臨界高均一製膜・ナノ構造自己

     組織化がもたらすMEMSのパラダイム~」
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       ⅳ)3D BEANSセンター滋賀:立命館大学 木股雅章教授

    「マイクロ・ナノ加工技術の宇宙用赤外
      センサへの応用」
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  ⅴ)Macro BEANSセンター:
       (独)産業技術総合研究所 伊藤寿浩 センター長

     「メーター級大面積高機能デバイス実現化戦略

   ~高品位ナノ機能膜非真空連続形成と
       ウィービングMEMS~」

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 特別講演は知財を重視しているBEANSプロジェクトにふさわしく、(独)工業所有権情報・研修館の渋谷善弘人材育成部長が「産学官連携コンソーシアムにおける知的財産マネジメント~BEANSへの期待~」というテーマで国家プロジェクトのなかでも知財創出を最重点目標にしているBEANSプロジェクトへの支援体制と大いなる期待を紹介いただきました。

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 そして3時間におよぶセミナーは青柳桂一研究調整監の閉会挨拶で締めくくられました。

(注)すべての講演資料は「BEANSプロジェクト」のHP http://www.beanspj.org/ にてご覧いただけます。  (yt)



 
   

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