BEANSパテントショップのホームページを更新
MEMS技術とナノテクノロジー、バイオテクノロジー等の異分野技術を融合させ革新的次世代デバイス(BEANS)の創出に必要な基盤的プロセス技術群を開発し、次なるイノベーションのためのプラットフォームを確立することを目指し遂行された異分野融合型次世代デバイス製造技術開発プロジェクト(BEANSプロジェクト)の成果である特許は、マイクロマシンセンターのホームページ「BEANSパテントショップ」(URL: http://beans.la.coocan.jp/patent/)を通して、ライセンス(サブライセンス)を受けることが出来ます。
BEANSプロジェクトでは125件の特許出願がされ、現在、86件の特許(出願中のものを含みます。)がライセンス可能になっています。これらライセンス可能な特許について、その内容を解り易く紹介するため、ホームページを更新いたしましたので、MEMS、バイオ、ナノテクなどの異分野融合基盤技術の皆さまの新規事業の展開等にご活用下さい。
なお、マイクロマシンセンターでは、BEANSパテントショップの他、NEDOプロジェクト「社会課題対応センサシステム研究開発プロジェクト」(平成23~26年度に実施)でマイクロマシンセンターが取得した特許権)について、グリーンセンサネットワークシステムを構築するうえでの共通基盤技術(プラットホーム特許)として、類似の内外特許の発生により侵害されないよう防衛的な要素も加えた知財管理や利用促進のための成果普及活動を行っていきます。これらの成果普及活動のホームページを充実させていきますのでご期待ください。
*BEANSプロジェクトとは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を飛躍的に発展させ、「環境・エネルギー」、「医療・福祉」、「安全・安心」分野で新しいライフスタイルを実現させる異分野融合型次世代デバイス(BEANS:Bio Electromechanical Autonomous Nano Systems)の創出に必要な基盤的プロセス技術群を開発し、次なるイノベーションのためのプラットホームを確立することを目指した研究開発プロジェクトです。2008年から5年間に亘り、経済産業省の主導のもと、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から技術研究組合BEANS研究所が委託を受け、産学官連携体制のもとで実施しました。
*基盤的プロセス技術群とは、バイオ材料融合プロセス技術(バイオ材料をデバイス内で扱えるように組み込む技術)、有機材料融合プロセス技術(無機材料と有機材料を分子レベルで加工する技術)、3次元ナノ構造形成プロセス技術(ナノレベルで高精度に加工する技術)、マイクロ・ナノ構造大面積・連続製造プロセス技術(高機能メーター級デバイスを製造する技術)をいいます。
<BEANS技術開発センター 阿出川>