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2024年3月 7日 (木)

「2023年度 海外調査報告会」を盛況に開催

 2023年度MEMS協議会海外調査報告会を3月4日(月)にハイブリッドで開催し、オンライン109名を含む137名の方にご参加頂きました(写真1)。
 このイベントはマイクロマシンセンター/MEMS協議会(MIF)が行っているMEMS関連の海外調査及び国際標準化の最新状況について国際交流事業の一環として報告するもので、2018年まで毎年開催をしておりましたが、新型コロナの影響で5年ぶりの開催となりました。

 今回は以下のプログラムで行いました。

15:00~15:05  主催者挨拶
   (財)マイクロマシンセンター専務理事 長谷川 英一
15:05~16:05 「2023年度国際会議報告」
  ① 国内外技術動向調査委員会報告(Transducers2023等)
      立命館大学 小西聡教授(オンライン)
  ② MEF2023  MMC 武田 宗久(報告)、
           東北大学 田中 秀治教授(補足:オンライン)
  ③ JCK MEMS/NEMS 2023   MMC 武田 宗久
16:05~16:35 
  「マイクロマシンサミット2023(ルーマニア、ブカレスト)報告」
      東京大学 伊藤 寿浩教授(チーフデリゲイト)
16:35~17:05 「標準化国際会議報告」  MMC 藤澤 大介
  ① IEC/TC47/WG7 国際標準化WG会議(ベトナム・ハノイ)
  ② IEC/TC47/SC47F、SC47Eの国際標準化WG会議(日本・熊本)
  ③ IEC/TC47の国際標準化全体会議(ドイツ・フランクフルト)
17:05~17:15 「その他:海外機関との交流活動」  MMC 武田 宗久
  ① Fraunhofer ENAS-AIST-MMCジョイントセミナー
  ② IOT SOLUTIONS WORLD CONGRESS 2024
    (IOTSWC24)アンバサダー就任
  ③ OKMETIC Oy意見交換会        
17:30~18:30 参加者交流会(簡単な立食交流会)

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写真1 会場の様子

 はじめにMEMS協議会事務局長で専務理事の長谷川英一からの主催者挨拶(写真2)を行い、そのあと、最初の報告は2023年度国際会議報告として、MMCの国際外動向調査委員長をお願いしております立命館大学の小西聡教授から2023年1月15日~19日にドイツのベルリンで開催されましたIEEE MEMS2023と2023年6月25日~29日に京都で開催されましたTransducers2023の分析結果及び2024年1月21日~25日にアメリカのオースティンで開催されましたIEEE MEMS2024の速報についてもオンラインでご紹介いただきました(写真3)。

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写真2 長谷川専務理事の挨拶
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写真3 立命館大学小西教授のオンラインプレゼンの様子

 続いて、MMCの国際交流担当部長の武田宗久から2023年4月19日~20日に東京・両国で開催されましたMEF(MEMS Engineer Forum)2023と2023年9月17日~20日に韓国の済州島で開催されましたJCK(Japan-Chine-Korwea) MEMS/NEMS2023の報告を行いました(写真4)。なお、MEFのチェアをされている東北大学の田中教授にもオンラインでご参加いただき、MEF2023の補足説明と4月に開催されるMEF2024のご紹介もいただきました。

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写真4 武田からの報告の様子

 次は「マイクロマシンサミット2023(ルーマニア、ブカレスト)報告」」と題して日本のチーフデリゲイトである東京大学の伊藤寿浩教授から報告いただきました(写真5)。
 マイクロマシンサミットも新型コロナの影響で3年中止となり、4年ぶりに2023年5月22日~24日にルーマニアのブカレストで開催されました。日本からはチーフデリゲイトの伊藤寿浩教授とマイクロマシンセンターの国際交流担当の武田の2名が出席しました。久しぶりの対面開催ではありましたが、ヨーロッパ以外は南北アメリカ、アジア、オセアニアからはそれぞれ1カ国しか参加しておらず全体でも36名の参加と少し寂しい状況でした。
 今回のテーマは「Chip Act Initiatives: Sensor, MEMS, system integration, Green, sustainable ECS technologies, AI for data analysis and prediction」でした。各国からのカントリレビューと15件の一般講演が行われました。
 2024年のサミットはオーストラリアのゴールドコーストで2024年5月26日~29日に「Quantum semiconductor microtechnologies: novelty and re-emergence」というテーマで開催されます。

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写真5 伊藤教授からの報告の様子

 続いて「標準化国際会議報告」としてMMCの調査研究・標準部長の藤澤大介氏からMEMSの標準化活動内容と以下の3つの標準化国際会議の報告が行われました。
① IEC/TC47/WG7 国際標準化WG会議
   (ベトナム・ハノイ、2023年6月8日~9日)
② IEC/TC47/SC47F、SC47Eの国際標準化WG会議
   (日本・熊本、2023年6月22日~23日)
③ IEC/TC47の国際標準化全体会議
   (ドイツ・フランクフルト、2023年11月14日~17日)

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写真6 藤澤からの報告の様子

 最後にMMCの国際交流担当部長の武田宗久から海外機関との交流活動として、以下の3件の報告が行われました。
MMCは➁に示すように、IOTSWV24のアンバサダーなっておりますので、MEMS協議会の会員様には参加費の半額特典がございます。
① Fraunhofer ENAS-AIST-MMCジョイントセミナー
   (つくば、2023年11月22日)
② IOT SOLUTIONS WORLD CONGRESS 2024 (IOTSWC24)
   アンバサダー就任(スペイン・バルセロナ、2024年5月21日~23日)
③ OKMETIC Oy意見交換会(秋葉原、2023年4月18日)
 
 報告会の終了後には会場参加者で意見交換会も実施し、活発な意見交換が行われました(写真7)。

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写真7 意見交換会の様子

 今回5年ぶりの開催ということで、立命館大学の小西教授、東京大学の伊藤教授、東北大学の田中教授にご発表及びコメントをいただいたこともあり、オンラインを含め137名という多数の参加を得て、盛況のうちに終了いたしました。
 来年以降も、海外報告会でMEMS分野における海外の最新動向をご報告いたしますので、ご期待ください。
 最後のこの場を借りまして、今後のMEMS協議会への積極的なご参加を引き続きお願いしたいと存じます。

(MEMS協議会 国際交流担当部長 武田 宗久)

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