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2015年12月11日 (金)

GSNプロジェクト、NEDO事後評価で高い評価を受ける

 今年3月で終了したグリーンセンサ・ネットワークシステムプロジェクト(GSNプロジェクト;2011年度~2014年度)について、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事後評価分科会によるレビュー結果が12月9日NEDOのHPにて公開されました。本レビューでは、評点として開発成果が3点満点中2.8、実用化が3点満点中2.5と非常に高い評価を得ることができました。

(プロジェクト全体の評価点)


(GSNプロジェクトの構成図)



 今後、IoT時代における自立電源を用いたセンサ端末・ネットワークシステム普及を目指すこととしており、その一環として各種センサ/自立電源端末の物理・電気インターフェース、機能・性能表示方法などについて国際標準化をする運びです(平成28年度METI国際標準化事業に公募提案予定)。

 総合評価のポイントは以下の通りです。

  • 小型・低消費電力のセンサー、ネットワーク技術の開発とそれを用いたネットワークで環境計測・エネルギーの見える化を行う、省エネと環境問題の解決の両者を実現する秀逸なテーマ設定に対して、 4年という比較的短い期間内で、MEMSセンサー、自立電源、通信システム、超低消費電力技術等の開発、コンビニエンスストアやビルでの実証実験まで行い、その有効性を示した。
  • 4年間の研究開発計画では、当初より実証実験から研究開発へのフィードバックを行い、研究開発実施体制も指揮命令系統及び責任体制が明確であり、目標を達成するまで遂行したプロジェクト運営も高く評価できる。
  • 国際競争力強化という観点では、開発した技術のブラッシュアップ、技術の共通化と国際標準化が重要である。各社が協力してデファクトスタンダードをとるか、IEC/ISO等の国際規格で日本が優位に立てるように、戦略的に推進してほしい。
 → GSNプロジェクトのHP
 → NEDOによる評価

  <産業インフラ研究センター長 逆水登志夫>

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