エネ環:「完全自動化」自動車用革新認識器システム(IRiS)第一回研究会(キックオフ)実施で本格スタート
このたび平成26年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」のNEDO公募事業において、一般財団法人マイクロマシンセンター、株式会社デンソー及び国立大学法人東京大学の産学連携チームが受託した「究極の省エネを実現する「完全自動化」自動車に不可欠な革新認識システムの研究開発」の研究テーマが2月27日からスタートしました。それに伴い、研究会兼キックオフを4月7日(火)、一般財団法人マイクロマシンセンター新テクノサロンで実施しました。
ご来賓として経済産業省やNEDOからのご挨拶を頂き、さらに研究開発管理を受け持つマイクロマシンセンター青柳専務理事からの挨拶のあと研究開発管理担当より「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の概要や本テーマの位置付け、実施体制なの確認を行いました。
さらに、参加メンバ全員に向け技術開発推進委員会委員長服部さま(デンソー基礎研)、研究開発責任者下山先生(東京大学教授)から本研究に関する決意表明を行い、研究員全員のベクトルを揃えました。
本テーマは、究極の省エネや安全を可能とする未来交通システムに必要な「完全自動化」自動車の実現に向け大きな技術的ギャップを乗り越えるのに不可欠な革新的認識システムとして、
①厳密な自車位置の把握・・・・・・航空機並の高精度分子慣性ジャイロ
②人間を超えた周囲環境の把握・・・人間を超える認識力を持つ分光イメージャ
③認識アルゴリズム・・・・・・ロボティクス技術に立脚した認識アルゴリズム
の三つの未踏認識技術の可能性を確保すべく
(1)原理検証:国立大学法人東京大学
(2)実用化の見通し:一般財団法人マイクロマシンセンター
(3)実環境の評価:株式会社デンソー
の役割分担で取り組みます。技術開発推進委員会委員長、研究開発責任者の決意表明のあと、まだスタートから1ヶ月と始まったばかりではありますが、各担当の進捗報告及び成果報告を行いました。開発期間は2年を予定していますが、着手後10か月後のステージゲート(中間評価)での中間目標を達せすべく、明確な開発計画とそれぞれの緊密な連携を図るべく進捗確認と課題の摺合せを可能とするマネジメント体制を組んでおり、第一回にもかかわらず、内容的に豊富であり、技術開発推進委員会委員長や研究開発責任者を中心として、活発な議論と指示がありました。
その後の実施した意見交換会では、研究会ではなかなか踏み込めない本研究開発に関する忌憚のないディスカッションを行いました。
(技術開発推進室主管研究員 小池)
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