台湾MEMS産業訪日団がつくば地区を訪問、MNOICも交流会に参加しました。
MEMS協議会では、MEMSビジネス内外交流事業の一貫として国際交流事業を行っており、海外のMEMS関連研究機関との交流も活動の大きな柱になっています。今回、台湾MEMS関連機関を中心とした台湾MEMS産業訪日団がつくば地区を訪問されましたので、MNOICもその交流会に参加しました。以下その時の内容をご報告致します。
台湾のMEMS産業動向は何度かこのMEMSの波でご紹介しましたが、台湾全体が産官学連携で半導体やMEMSを含む電子デバイスの、研究開発から生産まで幅広く受託する「サプライチェーン」を行っています。特に半導体やMEMSでは前工程・後工程・実装、テスティングと世界水準(超)大型の施設を使って世界中の顧客に対応していると言っても過言ではありません。今回、中華経済研究院・東京事務所の楊様から台湾MEMS産業訪日団の訪問場所に関してご相談がありました。この時、訪日団の団長が(財)工業技術研究院の蔡清彥董事長でしたので、産総研のTIAの関係者にお願いして、産総研・国際交流部が事務局を引き受けて頂けることになりました。よって台湾MEMS産業訪日団が産総研・国際交流部を窓口として産総研N-MEMS関連部署の訪問を行い、その受け入れ側としてMNOICが支援すると言う形を取りました。
台湾MEMS産業訪日団の産総研への訪問は11月18日(火)で、交流場所は産総研・東事業所、NMEMSイノベーション棟1Fの国際セミナールームでした。台湾MEMS産業訪日団は工業技術研究院の蔡清彥董事長を団長に、MNOICにも訪問された工業技術研究院南分院の朱俊勳副執行長、行政機関や研究機関の方々、半導体やMEMSの企業の方々で総勢25名でした。
最初に、産総研・金山副理事長から産総研への訪問に対するお礼と、台湾・工業技術研究院と産総研の良好な関係に関してご丁寧なご挨拶があり、その後国際部・酒井部長から産総研全体概要説明、集積マイクロシステム研究センター・廣島副センター長から産総研のMEMS研究の最前線、私からMNOICのご紹介を行い、その後実験施設に移動して集積マイクロシステム研究センターで開発中のセンサーシステムや大型研究施設の見学を行いました。
MEMS協議会・国際交流事業では今後もこのようなビジネス交流を積極的に行う予定です。また平成27年1月13日(火)には「平成26年度 MEMS協議会・海外調査報告会」を開催致します。皆様の積極的なご参加をお願い致します。(MEMS協議会 三原 孝士)
写真1 大型バスから降車される訪問団
写真2 会場の様子
写真3 産総研・金山副理事長のご挨拶
写真4 質疑応答の様子
写真5 集積マイクロシステム研究センター 廣島副センター長から報告
写真6 蔡董事長と金山副理事長
写真7 見学会の様子
写真8 交流会出席者の集合写真
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