TIA-nano 公開シンポジウムの開催
TIA-nano 公開シンポジウムの開催
2010年から開始され、日本が21世紀のナノテクノロジー産業の推進役として世界をリードすることを目的とした世界最先端ナノテクノロジー研究開発拠点である「つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)」の第2回公開シンポジウムが、11月25日、芝浦工業大学豊洲キャンパスにて開催されました。全体のプログラムは、
1) TIA活動全体報告 岸輝雄 (TIA-nano運営最高会議 議長)、
2) TIA-nano推進協議会報告 、
3) ナノエレクトロニクスWG報告、
4) パワーエレクトロニクスWG報告、
5) N-MEMS WG報告、
6) ナノグリーンWG報告、
7) カーボンナノチューブ・ナノ材料安全評価 WG報告、
8) 「イノベーションの創出に向けて」中村道治(TIA-nano運営会議 議長/科学技術振興機構 理事長)、
9) ポスターセッション
と今回は、各WGの報告に加えて、TIA-nano推進協議会の活動報告が新たに加わりました。このTIA-nano推進協議会は、一般社団法人 ナノテクノロジービジネス推進協議会 (http://www.nbci.jp/)が事務局になって、世界最先端ナノテクノロジー研究開発拠点であるつくばTIA-nanoと、産業界との連携を強化するために2011年5月25日に発足された組織で、一般財団法人マイクロマシンセンター・MEMS協議会、BEANS研究所、更に技術研究組合NMEMS技術研究機構を含む9団体を中心に構成されています。この公開シンポジウムの中で、N-MEMS WGでは青柳専務が座長として~N-MEMSイノベーション戦略~社会課題解決型研究と量産試作/少量生産への挑戦~ とのWGテーマの下で「社会の課題解決に貢献するN-MEMS」 を前田龍太郎 ((独)産業技術総合研究所 集積マイクロシステム研究センター長) 、「少量生産可能な世界最先端MEMS施設がついに日本でも -MNOIC : MicroNano Open Innovation Center-」 を今仲行一 (MNOIC 所長)から報告があり、沢山の質問が出される盛況ぶりでした。またTIA-NMEMS WGとして5枚のポスター報告を行い、研究者や公開シンポジウムの来訪者との意見交換を行うことが出来ました。ナノエレクトロニクス、パワーエレクトロニクスやカーボンナノチューブとMEMSとの組み合わせで新規な機能を発現することが可能になります。その意味で、ナノテクノロジービジネス推進協議会を含めてTIA全体の交流が今後重要になると感じました。(MEMS協議会&MNOIC研究企画部 三原 孝士)
写真 1 中村道治(TIA-nano運営会議 議長)の講演
写真 2 N-MEMS WGのポスター
写真 3 ポスター報告会&懇親会での挨拶
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