マイクロナノオープンイノベーションセンター(MNOIC)発足
新年度にあたり、マイクロマシンセンターではMEMS協議会の下にマイクロナノオープンイノベーションセンター(MNOIC)を発足させました(平成23年度4月1日)。今後、MNOICの活動支援企業・ユーザー企業(NMEMSアライアンス)の拡充を進め、7月以降は本格的な活動を開始する予定です。
TIA-NMEMSを国内MEMS関連産業の国際競争力を強化するための魅力ある研究開発拠点として発展させるべく、様々な研究開発プロジェクトを企画、支援・遂行し、試作ファンドリ、人材育成事業など、戦略的な取り組みを充実させていきます。関係する皆様の継続的なご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。
マイクロマシンセンターでは、平成22年度MEMS協議会内にMNOIC検討会(委員長:今仲オムロン常務)を設置し、つくばイノベーションアリーナにおけるNMEMS分野の研究開発拠点(TIA-NMEMS)をどのような仕組みで構築していくか、検討して参りました。 → http://mnoic.la.coocan.jp/
本検討会の提言を受け、今後以下の方向で進めていくことを確認しております。今回のMNOICの発足も、この流れに沿ったものとなります。
① 8インチを中心とするMEMS最新設備、研究インフラの構築・整備・管理機能、知恵と経験をもたらす研究人材、の3つで構成される「つくばR&Dプラットフォーム」をベースに、産学連携によるイノベーションを創出する場を提供する仕組み作りを行う。
② 産学連携によるマイクロナノ分野のイノベーションを実現する場を提供するための仕組みとして、「マイクロナノオープンイノベーションセンター(MNOIC)」をマイクロマシンセンターの一部署としてMEMS協議会の下に発足させる。また、MNOICの活動支援企業・ユーザー企業の集まりであるNMEMSアライアンスの拡充を進める。
③ NMEMS拠点において実施される国/NEDOプロジェクトを通じて早期に成果をビジネスに展開すると同時に、知恵・経験の蓄積を図り、ユーザーにとって魅力ある技術的強みを獲得する。
④ 当面はマイクロマシンセンター/MEMS協議会の財政的な支援を受けながら運営を本格化させ、将来的には自立的な拠点運営を目指す。
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