2016年8月16日 (火)

【平成28年8月の経済報告】

 本項は、マイクロマシン/MEMS分野を取り巻く経済・政策動向のトピックを、いろいろな観点からとらえて発信しています。

 猛暑、平成288月の経済報告をお届けします。業務の参考として頂ければ幸いです。  

 内容は、以下のPDFをご参照下さい。

Mousyo


「2016.8.pdf」をダウンロード


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2016年8月10日 (水)

第22回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウム(MEMSセンシング&ネットワークシステム展)のご案内

 MEMS関連の技術・製品・アプリケーションを一堂に展示する「MEMSセンシング&ネットワークシステム展」の開催準備が進んでいます。
 
 名称:MEMSセンシング&ネットワークシステム展
 会期:2016年9月14日(水)~16日(金)
 会場:パシフィコ横浜

 同時開催:InterOpto/LaserTech/BioOpto Japan/LED JAPAN
 URL:http://www.mems-sensing-network.com/
 
 開催内容を順次ご紹介していますが、今回は「第22回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウム」のプログラムをお伝えします。
 
 名称:第22回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウム
 開催日時:2016年9月16日(金)13:30-16:35
 会場:パシフィコ横浜 アネックスホールF202

 趣旨:無数のセンサと無線ネットワークが繋がるIoTの世界とは、世界中の欲しい情報がWeb上に存在するまだ見ぬ世界とされています。しかし、無線技術を中心にインフラとしての仕組み作りがある程度揃っても、本当に必要なセンサが最適な形態で提供される”スマートセンシング&ネットワーク”には、まだまだ膨大な技術開発が必要であると考えられます。今回、差別化を図る技術開発と、その産業応用と言う2つの側面で、世界の研究者からの報告や提言によって新たな可能性を探って参ります。
 
    発表者
13:35-
14:20
IoT時代のセンサ:真のIoTへの道を開くMEMSとセンサのトレンド
 米国MEMS & Sensors Industry Groupを代表して、MEMSデバイスやセンサの最新の動向を講演いただきます。
これからの真のIoT社会に向けた、MEMS,センサのみではなく、AIやセンサネットワーク、システムまで今後の成長産業について発表いただきます。
David Allan
President
Virtuix Inc.
14:20-
14:50
IoTセキュリティの最新動向と社会実装に向けての課題と対策
 IoT時代に向けて、接続されるデバイスは今後さらに飛躍的に増加すると予想されています。一方で、IoTシステムに対するセキュリティ上の問題が顕在化してきています。セキュリティの課題と対策例を紹介し、今後のIoT社会に向けてのセキュリティの方向性を発表いただきます。
株式会社NTTデータ
技術開発本部 課長
平井康雅
15:00-
15:30
1兆個のセンサによるIoT社会の変革
 年間一兆個のセンサを消費するトリリオンセンサ社会が近づいています。IoT時代に向けたセンサメーカの戦略や企業間連携のあり方など、新たなビジネスチャンスを考える発表をいただけます。
株式会社日本政策投資銀行
産業調査部 課長
青木 崇
15:30-
16:00
スマート社会に向けたMEMSの最新動向
 研究施設の規模と研究者の人員、世界中の企業との共同研究、ここで創成させた新規なMEMS技術を使ったベンチャーの活躍と、全てが世界最大級であるフランス・グルノーブルのCEA-LETIから、IoTが中心になるスマート社会に向けたMEMSの最新動向を発表して頂きます。
Dr. Caroline Coutier
Head of MEMS Sensors Laboratory Silicon Components Division CEA-LETI (France)
16:00-
16:30
En-Ocean(超低消費電力とエネルギー
ハー ベスティングのソリューションのために最適な無線技術)

 IoT時代に向けて、自立型のセンサ端末がますます増加していきます。EnOcean社の超低消費電力無線技術や自立電源と組み合わせたワイヤレスセンサの最新動向を発表いただきます。
EnOcean GmbH Sales Director
EnOcean Alliance: Vice Chairman Asia
板垣 一美
 
 シンポジウムは事前申込制ですが、当日会場においても参加受付をいたします。どうぞ、ご来場ください。

  <成果普及部 内田和義>

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2016年8月 5日 (金)

平成27年度産業動向調査報告書をホームページに掲載

 平成27年度に調査を進めてきた「スマートセンシング&ネットワークの産業動向調査」の結果をまとめ、ホームページに掲載しました。賛助会員は賛助会員ページより全文をダウンロードできます。賛助会員以外の方は目次を閲覧できます。
 
 マイクロマシン/MEMS 技術は、センサ・アクチュエータなどトランスデューサデバイスの基盤技術と認識されており、例えばスマホなどの情報通信機器ではマイクロホンや高周波信号のフィルターとして、自動車産業ではGPS(Global Positioning System )を構成する加速度センサ等として、またFA(Factory Automation)産業におけるロボットの触覚センサ等々、民生品や社会生活に密着した産業分野で大きな市場を形成しつつあります。更にIoT(Internet of Things)やCPS(Cyber Physical System)の構成デバイスとしても、MEMSは中核を成す戦略技術の一つとして認知されつつあり、MEMSの応用範囲の拡がりとMEMS産業発展の加速が社会から熱望されています。
 
 マイクロマシンセンターではこのような状況認識に立って、MEMS関連産業の更なる発展を図るために必要な同産業の現状及び将来展望を把握することを目的に、平成19年度より調査研究事業委員会の下に産業動向調査委員会を設けました。
 
 これまでは、MEMS技術による高付加価値デバイス、応用される産業分野、アプリケーション機器がどのように展開していくかを把握し、MEMS産業の市場拡大に向けての道筋を明らかにするとともに、急速に発展しつつあるMEMS産業の動向を調査・分析し、MEMS産業戦略策定のために必要な基礎データをまとめてきました。しかしながら、マイクロマシン/MEMS技術の応用はここ数年の拡がりから推測すると拡大の一途であり、MEMS市場やMEMSに関わる産業の構造など、その全体像(産業像)はなかなか見えていませんでした。

 以上の背景に鑑み、平成27年度報告書は、MEMS産業の動向をまとめた後、特にMEMS産業の躍進にとって重要でありかつ日本再興戦略で重要な役割を担うIoT/CPS技術に着目し、先ずは最近における日本のIoT/CPSの施策と産業動向を俯瞰しました。引き続き、その動向を背景としてマイクロマシンセンターが立ち上げたスマートセンシング&ネットワーク(SSN)研究会を説明し、次に産業動向調査委員の各位がSSNに関連した社内商品例を多数詳述し、最後にSSNのプラットフォームとなるIoT端末の内容をハンドブック的に纏めました。この報告書が各方面において広くご利用頂ければ幸いです。
                         (産業交流部 松本)

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Precision Dairy Farming関連国際会議参加報告

 2016年6月21日(火)~23日(木)にThe 1st International Conference on Precision Dairy Farming (PDF2016)が、また前日の2016年6月20日(月)~21日(火)にDairycare WG2が主催する関連ワークショップ「Activity measurement in ruminant research and beyond」がオランダのフリースランド州の州都レーワルデン(Leeuwarden)のWTC Leeuwarden(写真1)で開催されました。国際会議が開催されましたレーワルデンはスキポール国際空港から列車で2時間半くらいの距離に位置しています。オランダということもあり伝統的な風車を期待したのですが、車窓から見えたのは写真2に示すような近代的な風車ばかりで、オランダはかなり近代化が進んでいるという印象でした。レーワルデンはオランダの代表的な酪農の町で、運河が通り(写真3)、酪農製品の集散地となっている都市で、酪農の町らしく、写真4に示すような「Us mem」(「我が母」という意味)と名付けられた牛の銅像があり、写真5に示す斜塔でも有名な町です。運河に架かる橋は跳ね橋になっており、船が通るときには上がるのですが、会場の近くには写真6のような面白い形で上がる橋もありました。

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                      写真1 会場のWTC Leeuwarden

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                               写真2 近代的な風車風景

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                                写真3 会場近くの運河

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               写真4 牛の銅像(Us mem)

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              写真5 レーワルデンの斜塔

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              写真6 面白い形の跳ね橋

 PDF2016は過去3回の北アメリカでのPDF関連の会議を経て今年度第1回の国際会議として開催された記念すべきもので約350名の参加者を得て盛大に開催されました。初日はオープニング(写真7)の後2件のキーノート講演と3パラレルセッションで9セッションの講演とポスターセッション、2日目は農場見学、3日目は2件のキーノート講演と3パラレルセッションで11のセッションに分かれて計71件の口頭発表と59件のポスター発表(写真8)が行われました。

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           写真7 PDF2016オープニングの様子

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             写真8 ポスターセッションの様子

 以下に4件のキーノート講演の講演者とタイトルおよびセッション構成として20のセッションのタイトルと講演数(【】内に記載)を示します。

i) キーノート講演

○ Ynte Hein Schukken, GD Animal Health, the Netherlands: Animal health challenges on dairy farms increasing in size - are protocols and precision farming compatible?

○ James Hills, Tasmanian Institute of Agricultures Dairy Centre, Australia: Precision feeding and grazing management for temperature pasture-based dairy systems

○ Daniel Berckmans, KU Leuven, Belgium: Novel Precision Dairy Farming Technologies

○ Jeffrey Bewley, University of Kentucky, USA: Update on use of sensors on dairy farms

ii)セッション構成

 ・Session1 : Reproduction (shared session with DairyCare) 【4】
 ・Session2 : Feeding I【3】
 ・Session3 : Metabolic disorders【4】
 ・Session4 : Lameness detection【3】
 ・Session5 : Requirements for PDF【3】
 ・Session6 : Udder health and reproduction【3】
 ・Session7 : Cow traffic and AMS(Automatic milking system)【4】
 ・Session8 : Economic impact of PDF【4】
 ・Session9 : Welfare【4】
 ・Session10: New PDF technologies I : Lameness detection【3】
 ・Session11: Big data【3】
 ・Session12 : Feeding II【3】
  ・Session13: New PDF technologies II【4】
  ・Session14: Adding value to sensor data【4】
  ・Session15: AMS efficiency【4】
  ・Session16: New PDF technologies III【4】
  ・Session17: Data management【4】
  ・Session18: Performance of AMS【4】
 ・Session19: Grazing【3】
 ・Session20: Data modelling【3】

 セッション名からも分るように、畜産センサの検出対象、データ処理、新技術、経済効果まで幅広いテーマ構成となっていました。また、PDF2016で最も驚いたのは、スマホのアプリを利用したプログラム管理です。工学系の国際会議でもここまでICT化されているものはなく、すごく進んでいるという印象でした。スマホからプログラム等の情報が見られるだけでなく、講演中に講師のした質問にスマホで回答することでリアルタイムに統計結果を表示したり、質問をスマホから入力できるようになっており、司会者は事前に質問内容を把握した上で講師に質問をしたりして、参加者全員の直接的な関与が期待でき、会議の活性化が図れるものとして今後広がっていくのではないかと思いました。

 今回の会議では、スポンサーとして、以下のプラチナスポンサー7社、ゴールドスポンサー4社、シルバースポンサー6社、ブロンズスポンサー4社の計21社が協賛しており、欧州では畜産センサ、畜産機械の企業が積極的に活動していることが伺えました。ゴールドスポンサー以上は企業ブースを出展(写真9)できるとともに、プラチナスポンサーは2日目の農場見学をアレンジして、農場において、各社の製品の紹介・詳細説明を行っていました。

(プラチナスポンサー)
  ①Agis/CowManager、②CRV、③DeLaval、④GEA、⑤Lely、⑥Nedap、⑦SCR
(ゴールドスポンサー)
  ①Afimilk、②agrifirm feed、③Fullwood、④SmartBow
(シルバースポンサー)
  ①COWALERT、②Hokofarm Group SAC、③HIPRA、④SmartDairyFarming、⑤Qlip、⑥uniform agri
(ブロンズスポンサー)
  ①eCow、②GID、③MADERO、④VIRTUALVET

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              写真9 企業展示ブースの様子


農場見学はプラチナスポンサーである7企業提携の以下の7農場から3農場を選んで計5コースで5台のバス(写真10)に分かれて3農場をツアーするものでした。
① Dairy Farm “Den Hartog” (selected by Platinum Sponsor Agis/CowManager)
② Dairy Farm “Dijkveld-Stol” (selected by Platinum Sponsor SCR)
③ Dairy Farm “Boersma” (selected by Platinum Sponsor DeLaval)
④ Dairy Farm “De Deelen” (selected by Platinum Sponsor Lely)
⑤ Dairy farm “Bouma-Miedema” (selected by Platinum Sponsor CRV)
⑥ Dairy Farm “Formsma-Steenbeek” (selected by Platinum Sponsor Nedap)
⑦ Dairy Farm “Kalma” (selected by Platinum Sponsor GEA)

   私はLalyとNedapとSCRのスポンサー企業提携の農場を見学しました。Lalyスポンサーの農場De Deelen(写真11)は自分の牧草地(写真12)で刈った新鮮な牧草で約180頭の乳用牛を飼育(写真13)するとともにLelyのミルクロボット(写真14)で搾乳した牛乳の60~70%を自分の農場でチーズを作るのに使い、残りを牛乳として市場に出荷しているとのことでした。チーズ工場(写真15、写真16)は牛舎のすぐ隣にあり、新鮮な牛乳を使うことで高品質のチーズを作るとともに、作ったチーズは自分の農場で直販を行うとともに市場にも出荷しているとのことでした。(写真17)。

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               写真10 農場見学ツアーのバス

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               写真11 “De Deelen”農場入口

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            写真12 牛舎裏の広大な牧草地

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            写真13 新鮮な牧草を食べる牛

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             写真14 Lelyのミルクロボット

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               写真15 チーズ工場

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               写真16 チーズ貯蔵庫

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             写真17 チーズ直販売所の前

 Nedapスポンサーの農場“Formsma-Steenbeek”(写真18)はNedapの発情、健康モニタリングセンサシステムやLelyのミルクロボットを導入した自動化された農場で、175頭の乳牛と105頭の若齢畜が飼育されていました(写真19)。Nedapのセンサは加速度センサを足につけ立位、横臥とステップ数を測るSmarttag Legとやはり加速度センサを首に取り付けて食態を測るSmarttag Neckから成り、それらの情報から発情と健康をモニタリングするシステムが基本で、それにどの牛がどこにいるかが分る位置情報システムを追加できるのが特徴になっています。Smarttag Neckをつけた牛を写真20に、位置情報用のアンテナを写真21にコントローラを写真22にタブレット上の位置情報表示画面を写真23に示します。

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           写真18 “Formsma-Steenbeek”農場入口

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               写真19 牛舎の様子

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         写真20 Smarttag Neck(青い部分)装着牛

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             写真21 位置情報用アンテナ

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             写真22 Nedapのコントローラ

 

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           写真23 タブレットの位置情報表示画面

 SCRスポンサーの農場“Dijkveld-Stol”は少し古い農場でしたが、頭数はもっとも多く、また子牛牛舎も含めて見学できました(写真24~写真27)。写真28、写真29に首輪に付けられたSCRのセンサHEATIMEのセンサ部分および牛に装着した状態を示します。HEATIMEは加速度センサですが首の上部にしっかりと接触させて装着され、このセンサ1つで、発情、健康状態、分娩、栄養状態が分るとのことで、センサデータから各状態を検出するアルゴリズムおよびユーザーフレンドリーな表示に優れたセンサで、この分野では最もシェアを誇っているようでした。写真30にアンテナを写真31にコントローラ画面の一例を示します。

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               写真24 出産前の母牛

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            写真25 生まれて間もない子牛

 

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             写真26 少し大きくなった子牛群

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            写真27 自動掃除ロボット導入牛舎

 

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              写真28 SCRのセンサHEATIME

 

 

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              写真29 HEATIMEを装着した牛

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               写真30 SCRのアンテナ

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            写真31 HEATIMEコントローラ画面

 以上のように、今回の農場見学でそれぞれのセンサシステムの導入状況ならびに使い方を見学でき大いに役立ちました。各センサシステムは使い勝手の良いユーザインターフェースになっており、ヨーロッパでは畜産センサが積極的に使用されている状況を把握し、今後普及していくことを確信致しました。今後SIPで開発しているセンサも実用化のためには、ユーザインターフェースの良いものに仕上げる必要性を痛感しました。

 見学会の後、バーベキュー大会がDairy Campusで開催されました(写真32)。Dairy CampusはWageningen大学等複数の大学の学生等が実習をするトレーニングセンターで、ミルクパーラー(写真33)、高福祉床(写真34:ヨーロッパでは牛に優しい飼育が求められており、クッション性のあるこのような高福祉床等種々床の比較研究を行っていました)、自動給餌装置(写真35、写真36)、バイオガスシステム(写真37)等最新の設備を有するセンターで、バーベキューの後見学できたのも収穫でした。

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             写真32 Dairy Campusの入口

 

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              写真33 ミルクパーラー

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                写真34 高福祉床

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              写真35 自動給餌装置(1)

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              写真36 自動給餌装置(2)  

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             写真37 バイオガスシステム

 今回第1回だった国際会議は3年に一度開催され、次回のThe 2nd International Conference on Precision Dairy Farmingは2019年6月にアメリカのミネソタ州Rochesterで開催されます。来年は少し小規模でPrecision Dairy Farming2017として、2017年5月30日(火)~6月1日(木)にHyatt Regency Lexington,KYで開催されます。

 PDF2016の前日の2016年6月20日(月)~21日(火)に開催されました関連ワークショップ「Activity measurement in ruminant research and beyond」はEUのCOST(European Cooperation in Science and Technology)活動の一つのDairyCareの4つのワーキンググループの内の一つであるWG2が主催したワークショップで、初日はセッション1とセッション2(写真38、写真39)と10件のポスター発表(写真40)が、二日目はPDF2016との共催でPDF2016の1セッションとしてセッション3が開催されました。初日の参加者は70名程度でこぢんまりとした会議でしたが、討論の場で活発な議論がなされており、畜産センサの欧米の適用事例が把握できました。

 ○セッション1「Measuring and Analysing Social Behaviour」:招待講演2件+講演2件と討論
 ○セッション2「Automatic Phenotyping from Activity Measurements」:招待講演2件+講演2件と討論
 ○セッション3「Reproduction」:4件の講演

 次回の第4回DairyCare Conferenceは2016年10月13日(木)~14日(金)にLisbonで「Life-long Health and Welfare Sensing-Big Data and Internet of Things-」というテーマで開催されます。

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        写真38 DairyCare WG2 オープニングの様子

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            写真39  DairyCare WG2会場の様子

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             写真40 ポスター発表の様子

 本調査は、総合科学技術・イノベーション会議のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代農林水産業創造技術」(管理法人:生研センター)によって実施したものです。

                (マイクロマシンセンター 武田宗久)

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NEDO委託事業「超高効率データ抽出機能を有する学習型スマートセンシングシステムの研究開発」がキックオフ

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託しました「IoT推進のための横断技術開発プロジェクト/超高効率データ抽出機能を有する学習型スマートセンシングシステムの研究開発(LbSSプロジェクト)」の第1回会合(キックオフ会議)が7月29日(金)に新テクノサロンにて開催されました。本キックオフ会議には、経済産業省及びNEDOからの御来賓の臨席を賜り、プロジェクトに参画する各社/各機関の研究者及び事務局メンバーらが参加しました。

 

 

 【LbSSキックオフ会議の様子】

 本研究開発では、工場等の設備の稼働状況等の把握を目的とするスマートセンサモジュール、高効率MEH(Micro Energy Harvester)などの自立電源、及びスマートセンシングフロントエンド回路を開発し、動的センシング制御可能な無給電のスマートセンサ端末を実現します。さらに、同時に開発する学習型スマートコンセントレータとの連携により、従来の環境発電で収集可能な有価情報量を100倍化することを可能とする学習型スマートセンシングシステムの基盤開発と実証を行います。技術研究組合NMEMS技術研究機構には、日立製作所、ローム、富士電機、オムロン、鷺宮製作所、マイクロマシンセンター、静岡大学、東京大学、電力中央研究所および東京電力ホールディングスのユーザ企業も含めた産学10機関が結集し、2020年までの5年間にわたり研究開発・実証を進めていくことになります。このキックオフ会議では、NMEMS技術研究機構今仲行一理事長の主催者挨、経済産業省及びNEDOからの御来賓の挨拶の後、NEDO IoT推進部の奥村主査よりNEDOプロジェクトマネジメント方針の説明、プロジェクトの研究開発責任者であるNMEMS機構 スマートセンシング研究所 藤田博之所長(東京大学 生産技術研究所 教授)よりプロジェクト概要、リーダー方針の説明、研究開発テーマの本年度計画・最終目標の説明、成果最大化に向けた取り組みの説明と続きました。最後に参加者全員から自己紹介とプロジェクトへの意気込みの表明がなされました。
 
 東京大学 藤田博之教授のリーダー方針は以下の通り。
1.ユーザ機関と連携した実証実験を最重視。実証現場へのプロトタイプ端末の早期(前倒し)導入。その結果のフィードバック。
2.普及型・低コストデバイス/端末を実現。ユーザ指向の優れた使い勝手とデザインをめざし「ユーザが使いたくなる」システムを造る。
3.ニーズと技術レベル(実現性)との間の最適解を追究。(トレードオフを意識したバランスのとれた研究開発)
4.IoT横断技術としての広がりの探求。生産現場以外の適用対象の調査とそれに合致した仕様の特定。
5.適切なタイミングで効果的な(インパクトのある)情報発信(広報)。
6.オープン化戦略(各I/Fの公開や標準適用等)により、他社との相互接続や、他産業や海外への展開を促進。
 
 キックオフ会議の終了後は意見交換会を開催して、プロジェクトの研究者間で活発な意見交換・交流が行われました。今後得られました成果に関しましては、適宜発信していきたいと思っております。

 

 【LbSS意見交換会の様子】

 これで今回のキックオフ会議を皮切りに、今後5年間の超高効率データ抽出機能を有する学習型スマートセンシングシステムの研究開発(LbSSプロジェクト)」が本格始動いたします。研究開発状況、研究成果等につきましては本ブログやLbSSプロジェクトのHPサイトを通じて随時発信するとともに、研究成果報告会も定期的に開催してまいります。皆さまのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
    <NMEMS技術研究機構 スマートセンシング研究所 逆水登志夫>

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2016年7月28日 (木)

LbSS研究開発のHPサイトをリリース


 このたび、LbSSプロジェクト(超高効率データ抽出機能を有する学習型スマートセンシングシステム研究開発)のHPサイトをリリースしました。

 本プロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「IoT推進のための横断技術開発プロジェクト」において、NMEMS技術研究機構が「超高効率データ抽出機能を有する学習型スマートセンシングシステム(LbSS:Learning based Smart Sensing System)の研究開発」の研究テーマとして受託し、ユーザー企業も含めた産学10機関が結集し、2020年までの5年間にわたり研究開発・実証を進めていくことになります。

 本プロジェクトにおいては、工場等の設備の稼働状況等の把握を目的とするスマートセンサモジュール、高効率MEHなどの自立電源、及びスマートセンシングフロントエンド回路を開発し、動的センシング制御可能な無給電のスマートセンサ端末を実現します。さらに、同時に開発する学習型スマートコンセントレータとの連携により、従来の環境発電で収集可能な有価情報量を100倍化することを可能とする学習型スマートセンシングシステムの基盤開発と実証を行います。

 7月29日のLbSSキックオフ会合を皮切りにLbSSプロジェクトが実質的にスタートしますが、これに合わせてHPサイトを公開することとしたものです。今後、プロジェクトの進捗に応じて順次内容を更新していきます。

(青柳@NMEMS技術研究機構)


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2016年7月14日 (木)

【平成28年7月の経済報告】 

 本項は、マイクロマシン/MEMS分野を取り巻く経済・政策動向のトピックを、いろいろな観点からとらえて発信しています。

 梅雨明け、平成28年7月の経済報告をお届けします。業務の参考として頂ければ幸いです。  

 内容は、以下のPDFをご参照下さい。

「2016.7.pdf」をダウンロード


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2016年7月13日 (水)

MEMSセンシング&ネットワークシステム展の開催準備進む(9月14日-16日)

 MEMS関連の技術・製品・アプリケーションを一堂に展示する「MEMSセンシング&ネットワークシステム展」の開催準備が進んでいます。
 
 名称:MEMSセンシング&ネットワークシステム展
 会期:2016年9月14日(水)~16日(金)
 会場:パシフィコ横浜

 同時開催:InterOpto/LaserTech/BioOpto Japan/LED JAPAN
 URL:http://www.mems-sensing-network.com/
 
 開催内容を順次ご紹介しますが、今回は「研究開発プロジェクト成果報告会」のプログラムをお伝えします。
 
 名称:研究開発プロジェクト成果報告会
 開催日時:2016年9月15日(木)11:00-14:25
(昼休み1時間を含む)
 趣旨:
様々な社会課題解決のツールとして、センサーを活用したモニタリングシステムに期待が高まっています。本セミナーでは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や国から受託し、研究開発を進めているプロジェクトについて報告します。

第一部  発表者
11:00-
11:30
道路インフラの統合的な常時監視を実現するモニタリングシステムの研究開発
 スーパーアコースティックセンサによる橋梁センシングシステム、フレキシブル面パターンセンサによる橋梁センシングシステム、道路付帯構造物傾斜センシングシステム、法面変位センシングシステム等について 
東京大学教授
 下山 勲
11:30-
12:00
ライフライン系都市インフラのモニタリングシステムの研究開発
 公共的な施設のエネルギー供給管理システム等のライフラインのコアを対象に、無線センサネットワークを構築して、異常検知・交換時期の予測を目指して 
東京大学教授
 伊藤 寿浩
12:00-13:00 昼休み  
第二部   
13:00-
13:20
トリリオンセンサ社会を支える高効率MEMS振動発電デバイスの先導研究
 直径20mm程度の一円玉サイズの面積で発電効率を従来比2桁以上に飛躍的に高めた10mW級の振動発電素子を実現するための設計・製作・評価技術について
東京大学教授
 年吉 洋
13:20-
13:40
「完全自動化」自動車に不可欠な自車位置や周囲環境の革新認識システムの先導研究
 ①分子慣性ジャイロ:自車位置を常に厳密に把握する技術、②分光イメージャ:周辺環境を常に正確に把握する技術、③高精度認識アルゴリズム技術について 
東京大学教授
 下山 勲
13:40-
14:00
モニタリングシステムの構築・運用の革新を目指すセンサ端末同期用原子時計の研究開発
 
産総研
 柳町 真也
14:00-
14:20
牛の受胎率向上と疾病予防のためのウェアラブル生体センシング技術の研究開
 
農水省
 新井 鐘蔵
  成果については展示会ブースにおいても展示・説明を行っておりますので、お立ち寄りください。
  <成果普及部 内田和義>

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2016年7月12日 (火)

イノベーションジャパン2016にMEHとIRiSが出展(8月25-26日)

 イノベーションジャパンは今年で13回目となる国内最大規模の産学マッチングイベントであり、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催し、8月25-26日に東京ビッグサイト西1ホールで開催されます。
 このイノベーションジャパン2016に「高効率MEMS振動発電デバイス先導研究(MEH)」と「革新認識システムIRiSの先導研究」が出展します。それぞれ、パネル展示、デモンストレーション、プレゼンテーションを行いますので、ぜひご来場ください。

(1)「高効率MEMS振動発電デバイス先導研究(MEH」の出展内容
 「トリリオンセンサ社会を支える高効率MEMS振動発電デバイスの研究」として、以下の成果をパネル展示とプレゼンテーションします。
 センサネットワークの稼働には電源は必須で、自立的な環境発電として振動発電に期待が高まっています。しかし現状では発電量の制約からアプリケーション範囲が限られています。エレクトレットとMEMS構造を活用し、電力量を100μWから10mW超を目指す振動発電デバイスの研究開発を報告します。

(2)「革新認識システムIRiSの先導研究」の出展内容
 「完全自動化運転」自動車に不可欠な革新認識システムとして以下の成果をパネル展示とプレゼンテーションを行います。
 ①分子慣性ジャイロ:航空機・宇宙用並みの精度をもち、GPS途絶下でも自車位置の正確な認識が可能な小型・低価格MEMSジャイロ。
 ②分光イメージャー:可視光に加えて赤外光も検知し、雪など悪天下でも200m先までの人や障害物を認識するイメージャー
 ③認識アルゴリズム:イメージャーで検知した画像から、ディープラーニングを駆使して人なのか車なのか等を認識するアルゴリズム

 以上。
 <成果普及部 内田和義>

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2016年7月 5日 (火)

MEMS協議会推進委員会・メンバー交流会を開催しました。(2016年6月27日)

 平成28年度のMEMS協議会の活動計画を審議するMEMS協議会推進委員会を6月27日、秋葉原のテクノサロン(MMCの7F)にて開催しました。経済産業省・産業機械課、および新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からのご来賓を交えて、MEMS協議会正メンバー会員が集まりました。
 最初にMEMS協議会山西健一郎会長(当センター理事長)による主催者挨拶があり、日本のMEMS分野に於ける真の産官学連携のハブになるべく、活動を進めていること、最近のトピックスとして1つはスマートセンシング&ネットワーク研究会(SSN研究会)の標準化WGが提案した、SSN共通プラットフォーム標準化が、経済産業省の国際標準化事業に採択されたこと、二つ目は、設立から6年目のMNOIC事業が、TIAのオープンイノベーション基盤として、順調に事業量を増やしていることを述べられました。
  
   写真 1 MEMS協議会推進委員会
 
 その後、経済産業省産業機械課長として6月17日に着任されたばかりの片岡隆一様からのご挨拶として、MEMS協議会、MNOICがそれぞれ設立後10年と5年経過したまさしく区切りの年であり、今後どうしていくかの議論が重要である。昨今の中国やEUの国際状況の中で、日本が引き続き産業競争力を強化し国内に製造基盤を残すためには、MEMSのような中核技術への期待が大きいと述べられました。
  
   写真2 経済産業省片岡産機課長による来賓ご挨拶
 
 MEMS協議会推進委員会では、小川治男MEMS協議会副会長を委員長とし、今年度の活動計画について活発な議論が進められ、原案どおり承認されました。引き続き行われたメンバー交流会では、アソシエートメンバーと個人会員も含め約50名の参加があり、AI・ロボットだけでなく、センサ、アクチュエータ等MEMSの重要性について、様々な意見が交わされました。最後にMEMS協議会副会長伊藤寿浩東大教授の中締めのご挨拶と一本締めで、本交流会が終わりました。
            (MEMS協議会 渡辺 秀明)


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